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北海道の「先人カード」をご存知でしょうか?〜注・抽選キャンペーンは終了しました

先日「先人カード」をいただきに「帯広百年記念館」に行ってきました。

 

「帯広百年記念館」は北海道・帯広市に開拓の鍬が入って100年を記念して建てられた市の施設です。

「胃痛が痛い」という重複表現のような、名称から類推できる至極当たり前のことを言っていますが、大事なことなので2回言いました。

帯広・十勝の自然・歴史・産業などの展示が行われており、帯広・十勝で小学生だった人は、バスに乗って社会学習で訪れたことがあるのではないでしょうか?

失礼ながら、自分が小学生だった頃「古い建物だな」と思ったのですが、昭和57年生。私より2歳年下でした……! ごめんなさい!!(むしろ小学校時、築10年以下!!)

人の年齢も外見から判別できない人間ですが、建築物の年代も分かりません……。

 

「先人カードめぐり」は北海道の歴史・文化にゆかりの先人たちのカード(約100種)を、地域の施設で配布するという北海道主催の取り組みです。

施設に行かなければ手に入らない限定カード。

「マッサン」のモデルになった「ニッカウヰスキー創業者 竹鶴政孝とその妻リタ」(ニッカウヰスキー余市蒸留所にて配布)といった全国的に有名な方のカードもあれば、

私が気になるのは「札幌市時計台の時計守 井上清」(無論、札幌市時計台にて配布!)といった、知る人ぞ知る偉人です。

 

枚数限定。抽選に参加できるキャンペーンはすでに終了していますが、残存ぶんのカードは引き続き各施設で配布されます。(無くなり次第終了)

※2020年2月28日現在、新型コロナの影響で配布を停止している施設もあります。

 

範囲が北海道全域なので、私のような運転が苦手な人間にとって難易度は高いです。(というわけで帯広市から函館市まで約430キロ。土方歳三カードは諦めました。)

 

しかし、さすがは開拓民の子孫!? 同じく広範囲にわたる「ゴールデンカムイスタンプラリー」で道外在住者をざわつかせた過酷な距離でも、余裕で巡る人はいるのです……!!

「先人カードめぐり」、外出も冷え込む冬期間のテコ入れ目的もあったと思うのですが、個人的には冬道期間という参入障壁の壁は高いと感じましたが。

全道のダムカードや道の駅のスタンプを収集する人はいます! ドライブついでというより、それがドライブ旅の目的になっている人もいます。(そう、私の両親のような……)

バイタリティ溢れる方にとっては、こうした環境条件は無問題なのではないでしょうか?

 

 

私が集めた「先人カード」の中で一番有名なのは、音更町出身の作曲家・伊福部昭氏でしょう。(「ゴジラのテーマ」など!!)

お父上が音更村長(当時は村)になられたので、幼少期を音更で過ごされました。配布場所の音更町図書館の2階には、「伊福部昭音楽資料室」があります。

 

  • 日本を代表する作曲家「伊福部昭」(音更町)
  • 十勝最後のアイヌ語伝承者「上野サダ」(帯広市)
  • 帯広カムイトウウポポ保存会会長「吉根正治郎」(帯広市)〜アイヌの舞踊・儀式などの伝承・保存を目的とした団体です

 

そのほか

  • NHK朝ドラ「なつぞら」で、主人公なつの幼なじみ「天陽くん」のモデルにもなった、画家「神田日勝」(鹿追町)
  • 一万円札の顔となる近代日本経済の父「渋沢栄一」(清水町)〜十勝の開拓事業にも関わっていたのです!!
  • オリンピック馬術競技日本人唯一のメダリスト「バロン西」(本別町)〜本別町の軍馬補充部十勝支部勤務
  • アイヌ文化の伝承者「安東ウメ子」(幕別町)
    • アイヌ文保存の功績者「吉田菊太郎」(幕別町)
  • 72歳という年齢で開拓に入った!陸別町開拓の祖「関寛斎」(陸別町)

 

ーーの、全9枚が十勝エリアの「先人カード」です。(順不同)

 

該当施設に立ち寄る際に、「まだ残っていたら嬉しいな」くらいのスタンスでいただきたいと思います。

道内各施設を訪れる予定がある方も、お立ち寄りついでに「先人カード」はいかがでしょう?

 

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