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風景の牛乳

あり余る体力はお家deバター作りに!?ノンホモ牛乳を振ってみました

北海道では、学校休校も続き、大人も週末は外出自粛要請も出る今日この頃。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

私はこれを機に、部屋の片付けに着手していますが、それにも飽きーーいえ、お子さん達だって、室内で発散するにも限度があることでしょう。

そこで室内でも体力を使えることを探しました! しかも給食休止に伴う、世に溢れた食材のひとつを活用できないかどうか、考えました! そして見つけました!!

 

無塩バター作り

風景の牛乳
ノンホモ牛乳&ビン

 

用意するものは2つです。

  • ビン(容器)

これはペットボトルなどでも可能です。むしろ振りやすいのはペットボトルだと思います。ただし出来上がった後のバターを取り出す際、口が細いものだと取り出しにくく、胴体部分を切らなくてはならない可能性が出てきます。捨てても大丈夫な素材の活用を推奨します。

 

  • 低温殺菌のノンホモ牛乳(簡易版:生クリーム)

牛乳選びで大切なのは、低温殺菌・ノンホモジナイズド牛乳であること。

搾ったそのままの牛乳は、分離して上部にクリーム層ができやすい状態です。

振ってバターになるのは、そうした本来の牛乳に近い、低温殺菌で、均一化処理がなされていない(ノンホモジナイズド=ノンホモ)牛乳。

流通している牛乳の多くは、脂肪球を細かく砕き均一化(ホモジナイズ)された高温殺菌・ホモ牛乳です。なので、降ってもバターになることはありません。塊ができたり、上澄みが浮いてくることはないはずです。

日本で工業的に作られている牛乳の大半は、簡便で賞味期限も長い高温殺菌牛乳です。(低温殺菌牛乳は手間がかかる上、賞味期限も短いです)

大事なことだから2回言います。バターを作るには、ホモ&高温殺菌牛乳でも、ノンホモ&高温殺菌牛乳でも、ホモ&低温殺菌牛乳でもありません。

ノンホモ&低温殺菌牛乳です。

※牛乳の専門家ではないので、これ以上の情報が知りたい方は、各自検索ください。

バター作りの工程

①用意したビン(容器)に牛乳を入れます。

入れる牛乳の適量はわかりません。素人だからです。検索もしません。開拓の先人も手探り状態から始めたはず。とはいえ、器にミチミチ入れることに危険を感じ、ビンの半分ぐらいにしてみました。

 

②蓋を閉めたら、後はひたすら振り続けます。

参考値:40分程度と伝え聞きました(生クリームの場合もっと短いそうです)

 

ーー以上! 簡単ですね。これだけではあっけないので、経過を観察してみました。

バターができるまでの経過

「そんなんでバターなんて、大した量できないよ」「買った方が早いのに」と農家出身の母に嘲笑われながらスタートです。(酪農ではありませんが、家に牛を飼っていた時期あり)

テンポは、上下動を一分間に60回ーーでは何だか遅い気がして、気持ち1分間に120回寄りのつもりが、実際は90回程度だったと思います。この状態を40分ほど続けると思うと、気が遠くなりました。

 

10分経過・ザラザラとしたものが発生してきました。(コレが脂肪球か!?)両手で振ってもいいですが、何かしながら片手ずつで振ることも可能です。

 

20分経過・少し塊ができてきました。この段階で、少し牛乳の色が薄まっているのを感じます。

 

40分くらい経過 この間時間が飛んだのは、途中で電話がかかってきたためです。しかも手短に済む話ではなく、知人が高飛びしたらしいという、なかなかない話です。某さん、これを見ていて心当たりがあれば、誰かに連絡ください。心配している人がいます。

 

途中、事件発生で手がおろそかになったのもあり、時間を延長して1時間ほど振ってみました。

貧乏性なので(?)、可能な限り乳清(ホエー)と分離させたい。

しかしこれ以上は行かなかったので、ここで断念しました。

 

無塩バターの出来上がりです!

経験者が言っていたように、労力の割に、思っている以上に少ない……!!

 

質感は、かなり軟らかめです。

舐めてみると、確かにこっくりしていて、無塩バター! という感じ。生クリームの上位機種でした。

さて、分離した乳清(ホエー)部分にも栄養があるというし、ヨーグルトの上澄みに出てくるアレは、味噌汁等に入れてもいい、という話を聞きます。

というわけで、バター以外の残った部分を舐めてみました。

 

元が良いからか、薄まっているけれど、このくらいの牛乳売ってるわ。

 

振りが甘いのか、乳清(ホエー)というほどのものではなく、普通に飲める牛乳でした。(飲みました)

製品として作られるバターは、もっと歩留まりがいいと思います。

「牛乳量に対して、バターはこれだけしかできないのか」という体感を通じて、バターの値段を考え直していただくきっかけづくりとしても

お子さんから多少目を離しても任せることができ、手作りバターも食べられる実験としても、これはなかなかよろしいのではないでしょうか。

 

しかし、大事なことだから念を押します。

よくある牛乳を、どれだけ振ってもバターはできないーーと。

(生クリームの方が手に入りやすいと思います)

最後に

風景の牛乳
風景の牛乳

今回使用したのは、「カントリーホーム風景」(十勝・鹿追町)さんの牛乳!(よく見たら見切り品なのは気にしないでください)

牛乳もこっくりしていて美味しいのですが、私は「風景」さんの「でーでーぽっぽのヨーグルト」のプレーンの濃厚さが大好きです!!

地元で有名な「北海道ホテル」の朝食メニュー(洋定食)にも、「でーでーぽっぽのヨーグルト」が使われています。「なつぞら」ロケ隊のみなさんも北海道ホテルに泊まられたので、草刈正雄さんや広瀬すずさんも、「でーでーぽっぽのヨーグルト」を食べたのではないでしょうか?

泰樹じいちゃんが最初に作ったバターは、こんな感じだったのかな?

と思いを馳せながら、終わりたいと思います。

 

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