私たちは、戦国時代には萌えるのに
なぜ「市議選」といった選挙には萌えないのでしょう?
3月から4月にかけて、
知事選から市町村長、市町村議の選挙という
合法的な戦が全国各地で起こります。
選挙は、どう言い換えても陣取り合戦。
有権者の票を取り合う、戦争です。
平成最後の帯広市議選・春の陣(4月21日投開票)では
29人の定数に対し42人が群雄割拠する乱戦です。
各陣営が、上洛(議場)を目指しせめぎ合う
まさに戦国時代。
しかし
帯広市議選の前回(補選)の投票率は44・8%、
その前の統一地方選の投票率でも、50・4%
そもそも、投票権を持つ市民のほぼ半数は、
興味・関心がないのです。
「これはどうしたことか?」考えました。
AKBの総選挙には、
お金を払ってでも参加される方が多いのに
税金を払って(親御さんが、にしても)
権利を得ている選挙の「投票権」を行使しないとは
一体どういうことでしょう?
戦国時代のキャラクターは勝手に美化したり
持ち上げたり、想像で補ったり、
特殊能力がなくとも補正をかけたり
萌えたりすることが可能な方が大勢いらっしゃるのに
どうして市議選には萌えないのでしょう?
「候補者との接点がなければ
身近でもないし、親近感も湧かないから」
あるいは「登場人物が萌えないから」
そんな推測しか出てきませんでした。
ですが「どうせ何も変わらない」
という諦めがあるのでしたら、
それは間違っています!!
どんなに関ヶ原に興味があっても、
どれだけ好きな武将に入れ込んでいても、
戦の勝敗は変えられないのです。
(時々そういうファンタジー作品はありますが)
自分も戦況を左右することができる
最も身近な戦いが、もうすぐやってきます。
なぜ知事選や道議選ではなく
市議選にこそ興味を持つべきかというと
帯広市議選でいえば、
当落ラインは万単位ではなく
1000票台だからです。
1000票台の争いなら
組織の都合・大勢の都合に左右されにくく
誰かの1票で、簡単にひっくり返せます。
たとえば、あなたの一票が
1001票の候補者と
1000票の候補者の
明暗を分ける。
そんなことが可能なのが市議選なのです。
町村議選挙であれば、
さらに桁の少ない戦いになります。
「100万票分の1」
「2万票分の1」では
何かを変えた気にはなれないかもしれません。
ですが、あなたは
「1000票分の1」
「300票分の1」
といった当事者になれるのです。
そう考えると、
何かが変えられる気がしませんか?
実際の当落ラインが、
どれくらいになるのかはわかりません。
通常時は
1600〜1700票の間で、当落が分かれる
(だからそれ以上の得票数を目指すように)
と言われています。
今回は29枠を42人で争う乱戦にため
当落ラインは、1100〜1300票とも
1300〜1500票程度とも言われています。
実際どうなるのかは、
蓋を開けてみるまで誰にも分かりません。
ですが知事選・道議選ほどではないですが
小規模だからこそ、組織・団体の票に
左右されやすいのも市町村議選です。
だからこそ、そうした
自分たちの都合を通そうとする大人に
「NO」をつきつけたければ
選挙に行ってそれを示すしかないのです。
若い世代や、
今まで興味を持ってこなかった方々にこそ
興味を持っていただきたい。
投票に行っていただきたい。
そう思います。
あなたの1票が何かを動かす。
帯広市議会議員選挙は
4月14日(日)告示
4月21日(日)投開票です。
ぜひ歴史の参加者になりに、投票所へ行きましょう!!
21日、お近くの投票所に行けない人は
期日前投票は、以下の3カ所で開催されます。
◆帯広市役所3階大会議室(西5南7)
期間: 4月15日(月)から4月20日(土)まで
時間: 午前8時半から午後8時まで
◆イトーヨーカドー帯広店2階南側催事場(稲田町南8線)
期間: 4月15日(月)から4月20日(土)まで
時間: 午前9時から午後8時まで
◆帯広畜産大学かしわプラザ(稲田町西2線)
期間: 4月18日(木)から4月19日(金)まで
時間: 午前8時半から午後8時まで