過日ハーブ教室&サロン アンジェリカ」さんの主宰する
「ハーブコスメ作り」にお邪魔し、
化粧水を乳液、クリームなどを一緒に作りながら
参加者さんとお話させていただきました。
私は今、元同僚のお姉さんが立ち上げた
ブランドコスメを基本使っているのですが
根が飽き性。
世の中には、
手作り・無添加・敏感肌用・企業ブランド商品など
いろいろな化粧品がありますが
どんなにいいものでも
私には「これ」と決めて
ずーっと同じ会社のものを使い続けることができません。
欠品が出てドラックストアに行くとつい、
その時気になるものを買ってしまいます。
「これ」と決めて全うできる人を
すごいと思いますが、
どちらが「いい」とか「悪い」とかいう話ではありません。
私は政治活動を「無所属」として行なっていますが
「所属を決める」というのは、
化粧品ブランドを「ここしかない」と
決めてしまうことに似ていると思うのです。
(スケール感等々は違うでしょうが)
「S社の商品が気になっているけれど、
K社の商品の中からじゃないと選んではダメ」
「自分は洗顔はS社のがいいけれど、
K社の商品しか選べない」
それはとても窮屈なのではないでしょうか?
(ただ企業にお勤めの方は、
往々にしてそういうことはあろうかと)
それを政治の世界に置き換えますと
例えば意思決定時に、
その問題に対し自分がどう思っていても
「所属政党の理念に従わなければならない」
「党の許可する選択肢以外選べない」
それはかなり、窮屈な話ではありませんか?
政党・組織に所属するとやはり
それなりのメリットがあるのでしょうが
それ相応のしがらみが伴います。
「無所属」といっても、政党・団体・組織等の
支持母体をお持ちの方はいらっしゃいますが。
私は、その時々において、自分の主義・主張を
自由に通すことができない
不自由さ・窮屈さには耐えられないため
「無所属」という道を選びました。
ですが化粧品だって
「他の勧誘がうるさいから、
この会社と決めている方が楽だから」
「ここの商品がとても私に合う」
「ここの商品がすごくいい!」ということがあるように
逆の考え方もあるわけです。
やはりそれも、
どちらが「いい」「悪い」であるとか
優劣の話ではありませんが。
大事なのは、そうした相手の選択を
尊重することではないでしょうか?
「私はここの化粧水がいいし、好きなの」と言っている方に対し
「いやいや、うちの商品の方がもっといいから!」
「そんなはずはない! その成分には○○が入っていて、
絶対に体によくないよ!!」
などと、余計なお節介とも言えますし
他者の領域に踏み込み過ぎなのではないか、と思います。
自分と違っていても、互いの意見を聞き入れ、
尊重できるようになる。
そうした態度を、理想に思っています。