よく選挙事務所に飾られている
デカデカと書かれた「祈必勝」の文字。
「立候補者◯◯さん」の「ため」に、
政治的に立場のある方が書かれるもので
「為書（ためがき）」というのだそうです。
立候補（もしくは予定）者には
どなたでもくださるのだとか。
「後援会事務所」「選挙事務所」に
よく貼られています。
どこの事務所か分からないように名前を伏せましたが
鈴木北海道知事（当時候補者）の向かって左上に見えている
「祈」の文字が「為書」の一部です。
（思っていた以上に大きかったです！）
告示日の前に、選挙活動は禁じられていますが
「その人の政治活動を応援するための組織」
として後援会の設立と、後援会事務所の設置は可能。
告示日を過ぎたら、そのまま
選挙事務所に移行することが可能なのですが
たいてい立候補日よりも前の
「後援会事務所」の段階で
どこの事務所にも「祈必勝」の文字が踊っています。
公然の秘密とはいえ
立候補もしていないのに
何に勝つという扱いなのかは置いておいて。
「政治団体を設立する」となりますと
その事実がネット上に公開され
代表の名前・住所が掲載されます。
（本人名義では不可です）
みさきゆみこ陣営は
「市民ファースト」
「選挙のために誰かを犠牲にすることはしない」
ことを第一に考えていましたのです。
「今時そんな、連帯保証人より重いことを
誰かにさせるわけにはいかない」と
政治団体の設立・後援会事務所の常設は諦め
告示日からの選挙事務所だけの設置と相成りました。
ですので、現在も少数精鋭のため
ほとんど出払っていて事務所不在にしております。
閑話休題
「為書」について、でした。
ありがたいことに
「必要であれば◯◯さんに
用意してくださるよう伝えますよ」
と仰ってくださる方がいたり
「候補者陣営から頼めば、誰でも出してくれますよ」
という情報も教えていただきました。
実際に確かめてはいないのですが
主義・主張関係なく
思っている以上に簡単にいただけてしまうもの
ーーなのかもしれません。
「まったく政治思想に共感していなくても
無関係でも貰えるものなのか？」
確かめたい気持ちと
「せっかく選挙に出るんだし
記念に一つぐらいもらってもいいのでは？」
と貧乏性の血が騒いだのですが
「では誰のをもらう？？」
となったとき
「What to do?（どうすればいい）」
となりました。
無所属なのに「保守系」とか
一見矛盾したようなことが報道でも言われますが
公認・推薦をもらっていなくても
「自民党に賛同する」「自民党からの応援が出ている」
「当選ののちは自民党系の会派に入る」
そういった方々は「保守系無所属」と呼ばれています。
全くの、正真正銘の「無所属・無党派」というのは
私くらいのものではないかと思うのですが。
上記のことがらは、本人からの調査票の回答から
マスコミ関係者は把握していることなのですが。
一般の人でも、この人無所属と言っているけれど
実は「左派系」とか「保守系」と、
外から見て見分けることのできる方法があります。
それが事務所の「為書」です。
中川郁子さんをはじめとする
自民系の政治関係者の名前があれば「保守系」
石川香織さんなどの名前があれば
立憲民主系。
鈴木宗男さんであれば、新党大地系。
上記が二つ以上あったら、節操か分別がない系でしょう。
「為書」を頂いて飾るということは
自分の旗色を鮮明にするということなのですが
そういうことができる人は
やはり私の感覚では
「無所属」とはいえない……。
中には、中川郁子さんからも石川香織さんからも
為書をもらう猛者がいると伺っております。
そこまでいくと私の感覚では
何がなんだか分からない……。
ということで、せっかくの為書ですが
頂戴する相手が見つかりませんでした。
では、せめて「帯広市長」に貰えばいいのではないか
と思われるかもしれませんが
市議というのは
「あなたの仕事ぶりを監視します」
という存在のはずなのに
その相手に「為書」をいただいて飾るのも
「なんだかなぁ……」という感じで、やめました。
ともかく知らない方に応援されるよりも
「為書いただけるよう手配しましょうか？」
と周囲の方々からのサポート・応援いただけている事実の方が
私には、大切なことに思えるのです。
というわけで「みさきゆみこ事務所」には
誰の「為書」も飾っておりません。
真の無所属の市議会議員候補
みさきゆみこを、どうぞよろしくお願いいたします。
