市振連(帯広市商店街振興組合連合会)主催の
「帯広まちなかプレゼン・カフェ」を聴講させていただきました。
第1回として、愛知県・岡崎市を発祥とした
「まちゼミ」の取り組み・実践事例のお話を伺いました。
5月以降、さらに内容を踏み込んでいき、「まちゼミ」実施に向けた機運を高めていかれるそうです。
「まちゼミ」は、街の商店が強みや個性を生かしながら無料講座(実費負担はあり・売り込みNG)を開催し、各店舗に人を呼ぼうという取り組みです。
(各店舗がバラバラに講座を行うのではなく、多くの店舗を取りまとめ、一つのポスター・チラシでPRすることで注目・相乗効果が生まれるとのことで、できるだけ多くの参画が望ましいそうです)
「まちゼミ」に取り組む商店街は、全国でも年々増えているとのこと。
今回のイベントも、帯広での導入を前提とした協力店舗・協力者に向けた説明会の位置付けでした。
来客・リピーターづくりに向けた、「攻め」の取り組みのお話で非常に興味深かったです。
講座会場は各店舗ということでまず入店のハードルが下がります。
知らないお店に入るという行為は、とても敷居が高いです!
若い世代の方々は、Instagramで飲食店を検索するらしいのですが
私の周囲では、「ぐるなび」ですとか「食べログ」といった
飲食口コミサイトが事前調査の主流となっています。
そこには、メニュー・値段が事前に見えた方が
安心してお店に入りやすいといった心理があります。
そうした「導入」といいますか、
本サービスを検討する前段階の
お店のプレゼンテーションとしての「まちゼミ」というのは
非常にいい取り組みのように思います。
実際に、商品や、サービスに接し
お店の方の人柄などを理解することで
親しみが湧き、その後の再訪にも繋がります。
私にも、何か協力できることがあれば、ぜひお手伝いさせていただきたいと思いました。
イベント告知のお手伝いほか、私以外にもイベント関係の友人・知人も含め、
「何も講座が思いつかない」というお店にお邪魔して、講座をさせていただくことは簡単です。
ですが力点は、来店していただくだけではなく、
「そのお店のことを知っていただく」
「お店の方に親しみを持っていただく」こと。
お店の実際の商品・サービスとは関係なくとも
商店主の方々に前面に出ていただかなくては
本来の目的には繋がらない難しさを感じました。
どういった形での協力が可能か
まだ時間はありますので、これから考えていきたいと思いますが。
帯広版「まちゼミ」。ぜひ実現してほしい取り組みです。