私は、三人姉妹の長女です。
毛色の違った妹(次女)と
よく似ていると言われる妹(三女)がいます。
長女・三女は黒髪なのですが
次女だけ薄茶色という、
比喩だけではなく、本当に地毛の色が違います。
次女だけが結婚していて、姪が2人います。
父方の祖父は大工、
母方の祖父は農家、
父は勤め人でした。
大学に進学する際
「女に学問なんかさせても、嫁に行けなくなる。
しかも国公立の四年制大学なんて」
そのように親戚に反対されました。
母が頑張ってくれて、また2人の祖父も
「小学校しか出ていない俺の孫が、国公立大の学士様に!」
と喜んでくれました。
なみに私は、昭和55(1980)年の生まれです。
大学に進学するときには、もう平成に入っていましたが
そんな時代でも、地方には、まだそういう感覚がありました。
しかし、未だに「時代遅れ」と、それを笑うことはできないのです。
2019年2月末日段階での帯広市の人口は
男性:7万9548人
女性:8万7224人
半数どころか、約7700人
女性が上回っています。
決して、女性の能力が劣るはずもなく
「男女平等」「男女同権」と
あえて叫ばなくてはいけない時代は、はるか昔に過ぎ去ったはず
――なのですが。
現時点で、帯広市では、市民の代表である市議には
女性は5人しかいません。
もし性別や年齢、組織・団体の有無に寄らず、
活躍や挑戦の機会が等しく与えられた
ひらかれた社会であるならば
人口比率からいえば
全29人の議員中、15人は
女性議員が占めていても、おかしくないはずです。
この数字は
「女性が活躍できる場が用意されていない」のか。
「女性の活躍が期待されていない」のか。
どのような意図にせよ、
地方都市の現実を投影しているような気がしてなりません。
まだまだ春は遠いと感じます。
女性の社会進出を、女性が活躍できる場を。
それは、帯広市議選クラスであれば、
市民の力で変えることができます。
この状況をおかしいと思う方は
4月21日投開票・帯広市議会議員選挙に
足を運びましょう。
まずは、そこからです。