「十勝・帯広」の魅力といっても
在住者には、盲点になりがちです。
本州からのお客様をお迎えすると、
「ここが面白い」「あの光景がいい」と
思わぬ視点に蒙をひらかされることが多々あります。
インデアンカレーの、値段と量、味で
ファンになってくださる方も多いのですが
「カレー店でトッピングが3種もあるのが珍しい」
と、そこに価値を発掘してくださる方もおられます。
また、お客様にとっては相対する人間が、
唯一の十勝・帯広の代表。
たとえ民間の一個人であっても、
「十勝の代表」の意識を持って、
お客様をお迎えする責任を感じてきました。
興味を持って質問いただいているのに、
答えられなくては、せっかくの関心の芽をつんでしまいます。
誰もが旅行者に話しかけられる可能性がある、
ということは
誰しもが「十勝代表」を背負う可能性があるということ。
「自分は関係ない」ではなく、
「外からの目線」を意識しつつ、
「知識のアップデート」を続ける必要があると思っています。
「おすすめ飲食」情報も重要です。
「クランベリー」のケーキセット450円は、
値段にもクオリティにも、本州の方には驚かれます。
ですが、過日受講したセミナーは、
「サイクルツーリズム」という切り口ですが、
東京在住の編集者の方が実際に十勝を旅し、
どのような箇所を豊かな観光資源と感じてくださったのか、
そういう意味では、先日帯広の観光資源を掘り起こす
「モニターツアー」で体験させていただいた「室内カーリング」。
「筋肉痛になるのは必至」というほどよい負荷もあり。
ミニゲームの達成感もあり。
「もぐもぐタイム」あり。
たいへん、魅力とポテンシャルのある観光素材なのではないか、
と再確認いたしました。
真冬でしたら、カーリング場の中の方が暖かい!
実際に体験してみると、思っていた以上に面白く、
白熱しました。
「カールプレックスおびひろ」の存在も
カーリング体験は可能とも知っていたのに、
いままで食指が動かなかった不明を恥じます。
魅力ある素材が身近にあっても、
地元の人たちが知らなくては、
お客様にお勧めすることもできません。
「これはなんだろう?」「どういうものだろう?」
と気安く手に取ったり、体験できる、
橋渡し的なイベント・企画を組むこと。それを周知すること。
少子高齢化の時代、お金を投資して
新しいものを作り出すにも限界があります。
既存の施設・資源を生かして、掘り起こし、広める。
できるだけコストをかけず、足元にあるものを生かす取り組みが
これからの時代、重要になってくるのではないでしょうか。
また、カーリングを通じて
何事も体験してみることが大事と感じました。
政治も「変えようとしても無駄だよ」
「政治の力では、何も変わらんぞ」
と言う方もいらっしゃいます。
ですが、先人がせっかく心配して
経験から仰ってくださっているのも分かるのですが
自分でやってみて、本当に何も変えられないのか
この目で見て、体感し、確かめたいのです。
また、帯広のいいところ・資源を掘り起こして
このような形でもって広めたい。
若い世代だからこそ、できることがあると思うのです。
話すのは苦手ですが、文章で伝えたい。
そうした気持ちで、市政に挑戦します。