本日、選挙ハガキを発送させていただきました。
帯広の市議会議員選挙ですので、
発送を許可されているのは市内だけ。
16日から各ご家庭に到着し始めます。
ハガキ印刷代は候補者の実費ですが
2000枚分の郵送費は免除されます。
お金持ちとそうではない人に差が出ないよう
出せる枚数上限が定められており
全ての候補者は、平等に有権者に郵送することができるのです。
ですので、捨てられる運命にせよ
出しておいたほうがいい。
資金力のない陣営こそ
大いに活用したほうがいい制度だと思います。
そうはいっても、ふつうの一般市民には
2000件もハガキを送るあてはない。
それが普通だと思います。
それもあって、選挙戦に突入する前には
「単票」というものが集められるのですが
昔は、その地区の選挙人名簿(名前、住所)を
立候補者は閲覧できました。
コピーはダメでも筆写できたので
それを見て宛名書きをされた方もいたそうです。
「選挙」に関する本には
「単票を集められない候補にはそういう手段がある」
と勧めているものもあります。
選挙に関しては
「候補者はシートベルト着用しなくてもOK=箱乗り可」
など、通常であれば違反行為とされるものでも
数々の例外があります。
「個人情報保護」も、
その例外となるのです。
ただし帯広市の選挙管理委員会に
現在の運用について確認したところ
「昔は良かったのですが
今は立候補者の閲覧制度はありません」
とのことでした。
他の地域は分からないのですがが
今後、立候補を検討されている方は
そうした点など各選管で慎重に確認ください。
少なくとも帯広では、
別経路で名簿を手に入れるしかないようです。
私は、心苦しいのですが、
高校の同窓会名簿を中心に送らせていただきました。
勿論、面識のない方の方が多いため
「えっ!?」と思われる可能性は大です……。
「どこから知ったの!?」と怪訝に思われないよう
「同窓会名簿を見て」とは明記しましたが……。
「縁もゆかりもなく、旧選挙人名簿から引用するよりはマシ」
「同意をいただいていない単票よりは感じが悪い」
そんなところでしょうか。
「背に腹は変えられない」
「勝つことが目的で、手段は選ぶな」
「それが戦だ」とはいえ
浅ましい真似をしました……。
こうした各陣営からのハガキが
帯広市内を飛び交います。
![](https://misakiyumiko.com/wp-content/uploads/2019/04/DSCN7994-300x225.jpg)
頒布するのが2000枚まで
というのが原理原則なら
いくらネット選挙が解禁になっても
図版をネット上に上げてはいけないと思うのですが。
選管に確認したところ
チラシやハガキの画像データを
ネット上で公開するのは可、とのこと。
ですので、このブログに
画像を貼ることができています。
それは実質、
2000枚以上頒布していることになるけれど
いいのかしら……?
「選挙ハガキ2000枚の原則」は
かけるコストが不平等であってはいけないという
お金の問題なのでしょうか?
そんなふうに、特殊な世界で
疑問が湧く日々なのでした。