帯広三大祭りの一つ、菊まつり!!
所用があって帯広の街中に出ておりましたところ
帰る途中「あ、とかちプラザで何かやってる」「菊まつりだ!」と気づきました。
ちょうど開会式が始まるところでした。
セレモニーとは縁遠い人間なので、「市長さんも含め、テープカットの時は白手袋なのねー」というところに目がいってしまいます。
「選挙に落ちて求職中」というのがバレている人に見つかり
「ここで何してるの?」
「たまたまですー。街に用事があったついでに寄ったら、何かやってて」
「たまたま(菊まつりの開会式に)通りがかる人間いる!?」
と驚かれましたが。
それは私もそう思いました……。
偶然、帯広市の行事の中心に出くわす、みさきクオリティ……。
「第50回」のテーマは「五重の塔と令和の庭」
メインの総合花壇は、「とかちプラザ・アトリウム」室内に設置されています。
ただ「菊まつり」、母方の祖父母は楽しみにしていたイベントではございますが。
「菊」というくくりのために、帯広「三大まつり」の中でも、氷まつり、平原まつりと比べますと、子供にキャッチーな要素は少なく、あまりなじみのなかったイベントです。
そらりすくんも、帯広三大まつりをポストイットでPRしてくれています。
ただ菊まつり、氷の滑り台を滑ったとか、歩行者天国で何か遊びをやったーーといった記憶がないのです……。
確かに三大まつりの中で唯一、「保護者と一緒に」というよりも「祖父母と一緒に」という印象のイベント。
滑り台とかいうアクティブさは、求めようがありません。
ともかく「菊」というテーマしばりがあるため、帯広の三大まつりの中でも会場は小規模で、もっともニッチな「まつり」と言えるのではないでしょうか?
「それではいかん」という工夫なのか、会場の一角には市内児童の書道の展示がありました。(名前が見えるので、撮影していません)
高校書道部の「大筆」を使ったライブパフォーマンスもありました。
なんだか、どこかで見覚えのある顔がたくさんあるわー。
向こうも知っている感じだし、会釈しとこう。
……でも誰なのか思い出せない。
見たことはあるんだけどなーーー。
と思っていたら、プリンス上野のお姿を発見して、答えが分かりました!
帯広市議団の皆さんでした……。(私の人の顔と名前に対する認識能力は、この程度であることをご了承ください)
人の顔の見分けがつかないだけではなく
無粋な人間なので、良いも悪いも、これらの作品を見て優劣の差が分からないのです……。
植物も人間に対しても、分け隔てがなく平等ね♪ーーという話ではありません……。
近くで人生の大先輩方が、「うわー良い枝ぶり!!」と歓声を上げてらっしゃっていても
「どの枝のこと!?」と全くの門外漢。
ですが「金色がある!!」は分かりました。
金色の菊!!
(大会議室では1時間に1回、照明を落として、菊の背後にプロジェクションマッピングと投影する映像ショーが開催されるそうです)
一通り鑑賞しましたが、根が花より団子。
侘び寂びは理解できないながら、催事で「お抹茶300円」といった席が設けられていると、ふらふら〜と引き寄せられてしまいます。
会場内では茶菓子付きで、お抹茶がいただけました。
思っていた以上に飲食店の出店が多く、食べるものには困りません。
ですが、何を食べたらいいのか迷って困ります。
まずは柏壱堂さんのベビーカステラGETです!!
そのまま食べても十分美味しいカステラ(12個)に、黒蜜きな粉と、クリームが添えられていて500円。
一気に食べてしまいました……。
シーガルキッチンさんのケバブサンドも、スパイスの加減が絶妙です。
大樹からお越しのからあげ屋さんも、塩味が強からず素材の味が生きていて美味しいんです!
食べたことがないお店の味も試してみたいけれど、胃に限りが……。
そんな「おびひろ菊まつり」ですが、11月4日(月・祝)まで開催しています。
1日限りではないので、安心して十勝の味覚を食べ比べることができます。
すでに各部門も審査が済んでいて、金・銀・銅賞など見える形で展示されています。
開会式の今日10月31日に、表彰式も開催されていました。
植物相手なのに、審査日に向かってピーク調整したうえ、しかも展示は5日間ーー。
私には、金・銀・銅賞を分ける評価ポイントや機微の見分けはつきませんが
どの菊も圧巻で、温度調整等万全に整え、丹精込めて作られた、職人の世界を垣間見ることができたように思えます。
<第50回おびひろ菊まつり>
会場:とかちプラザ(帯広市西4条南13丁目1 )
日: 2019年10月31日(木)~11月4日(月・祝)
入場:無料
HP:おびひろ菊まつり特設ページ(とんとんTON×TON内)
◆展示コーナー
総合花壇、菊花展、いけ花展(小原流十勝支部)、日本庭園、書道コーナー、菊とアート展、写真コーナー、菊の絵展示コーナー、管内の菊花愛好団体の作品展示及び紹介、小中学生によるいけ花展
◆サービスコーナー 菊作り相談コーナー、ミニガイドツアー、味覚コーナー、抽選コーナー、高松市物産交流コーナー
◆ステージアトラクション
◆協賛行事、姉妹都市「大分市・徳島市」の物産展、野点、日本茶デモンストレーション