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参院選の投票の仕方がよく分からない?②ー2枚目「比例代表」について

参院選の投票の仕方がよく分からない?

「特別枠」って何よ?

投票用紙2枚ってどゆこと?

どうして政党に投票しろとか、個人名で投票しろとか、言ってることがバラバラなの?

 

分かりにくさを抱えた方に向け、より分かりにくい2019年7月21日投開票の参院選「比例代表」について解説していきます。

 

2枚目、全国区から政党(候補者)を選ぶ

今回の参院選、投票所に行くと2枚の投票用紙に記入することになります。

2枚目の投票用紙で選ぶのは「比例代表」。

 

「比例代表」の投票用紙で記入できる「候補者名」もしくは「政党」は、日本全国どこに住んでいても同じです。

(十勝毎日新聞2019年7月5日号より 比例代表立候補者一覧)

この一覧の中から、一人の候補者名、もしくは政党名を記入します。

各候補は、もちろん自分の名前を書いてほしいと訴えていますが、各政党公式などでは「政党名もしくは候補者名」を書くように促されています。

 

どうしてそんなややこしいことになっているのか?

「比例代表」ーー主試合は「党別対抗戦」だからです。

 

全体を見て、国民民主党に姫井由美子がいるのに驚きましたが、例として使いましょう。

2枚目の投票用紙に「姫井由美子」と記入すると、まずは「国民民主党に1票」という扱いになります。

 

比例代表は「党別対抗戦」

投票用紙に「政党名」あるいは「候補者名」、どちらを記入しても「政党」の得票「1」としてカウントされます。

そうして得た「党別対抗戦」で、得票数の割合によって各政党の議席数が決まります。

 

主試合で得た議席数に対し、それぞれの政党内で「個人で名前を集めたのが多い人」順に当選が決まるのです。

(※今回選挙から「特定枠」という部分的「拘束名簿式」が復活しました、それについては後日解説します)

 

政党内の「順位決定戦」の際に生きてくるのが「候補者」個人名での得票数なのです。

 

「党別対抗戦」後の「順位決定戦」に必要なのが「候補者名」

「誰が当選してもいいから○党を応援する」というのであれば、2枚目には、ただ政党名を記入してもいいでしょう。

ですが、恐らく選挙に行く大半の人にとって、そういう感覚ではないはずです。

 

「○党の□□さんに当選してほしい」というのであれば、「政党名」ではなく「候補者名」を書くことのが、「比例代表」投票時の大事なポイントになってきます。

 

だから候補者にとって書いてほしいのは、当然「自分の名前」。

特定候補に寄ることができない政党としては「政党または候補者名」をーーという表現になるのです。

 

大事なことだから2回言います。

応援したい候補者がいるのであれば、個人名を記入しましょう。

 

「候補者」を選ぶときの注意点

ただし!!

応援する候補者名を記入したからといって、その人が当選するとは限らない。

「比例代表」選挙の場合、そのことを念頭に置く必要があります。

 

例えば国民民主党が3枠確保したとしましょう。

その際、「姫井由美子」個人の得票数が上位3名に入っていなければ、当選することはできないのです。

 

本稿は、投票用紙の1枚目と2枚目に「自民ー自民」「立憲民主ー立憲民主」などブレがない人には関係ない話です。

そうした方々に「迷い」ですとか「投票の仕方が分からない」ということはないと思いますので、以下も迷いのある方向けに話を進めていきます。

なんとなく「この人いいなー」と思っているときのリスクのお話です。

 

同じ政党に「この人だけは嫌」という人がいる場合

想定する候補者と同じ政党に「この人だけは議員になってほしくない」と思う人がいる場合。

自分の投票したい候補者とどちらが優勢か、マスコミ・ネットでの評判など下調べを行うといいでしょう。

 

両者を検索した結果、もし評価・知名度等が下の場合。

自身が応援する候補者が当選せず、ただ「○○党」の票の母数を支え、結果として「この人だけはーー」の当選をサポートすることにーーという可能性も出てきますので、注意が必要です。

候補者の所属政党を支持していない場合

あなたの一票は、まずはその候補者の所属政党の利に与することになります。

(これは諦めていただくしかありません)

上記の項目同様、結果として「その政党の票数獲得に協力しただけで、自身の応援する候補者が当選しないこともある」ーーそうした危険性を考える必要があるでしょう。

たとえば参院選「比例代表」選挙で、地方都市の駅前とはいえ、政党関係者と取材記者しかいない候補者が、党内の争いすら競り勝てるのでしょうか?

 

こうしたリスクと現実を勘案した上で、その候補者・政党に「一票を投じても悔いはない」という覚悟が必要になってくるのが、参院選「比例代表」の投票です。

 

まとめ

 

参院選「比例代表」(投票所に行ったときの投票用紙2枚目)

メインは「党別対抗戦」です。

各政党が獲得した票の割合で議席数が決まり、多く個人名を集めた順から当選していきます。

 

あなたの投票が意図せず、自分が支持しない政党や候補者を下支えする結果になりかねない。

そうしたリスクを知った上で

 

候補者への評価<政党への評価

候補者への評価>政党への評価

 

ーー等々、何を優先させるのかは、あなた次第です。

 

参院選の投開票日は7月21日。
21日は投票に行くことができないという方でも、期日前投票が可能です。

帯広市の期日前投票の会場・日時は以下を参照ください。(※「投票所入場券を持参してください。」とありますが、持たずに会場を訪れても投票は可能です。)

次回は、「特定枠」について解説です。

 

 

 

 

 

 

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